何らかの事情があってできるだけ早く現金を手にしたいと考えている人が求人を探す時、まず注目するのが日払い制度があるかどうかです。

通常、給与は1か月に1回、定められた日にしか支払われません。そのため、働き始めてもしばらくは無収入の状態が続き、採用のタイミング次第ではその期間は1か月以上に及ぶ可能性もあります。そうなれば、その他の条件が同じ程度の求人があれば、自然と日払い制度がある方の職場が選ばれることとなります。こうした傾向を反映して、近年は給与の日払いを認める企業が増加傾向にあります。

工場や物流センター、チェーン店など、主として非正規雇用者を数多く必要とする企業に見られるこの傾向は、これらの業界で人手不足が長く続いていることが主な原因となっています。必要な人材を確保するとともに、最初の給与が支払われる前に離職してしまうケースを未然に防ぐのに有効な施策として、取り入れているところが増えています。このシステムの普及が進んでいるのには、もう1つ理由があります。それは、アウトソーシングサービスの充実です。日払いを認めるとなると、当然ながら現金の出納にかかる事務の負担が月払いのみの場合と比べて増加します。しかし外部事業に委託すれば、給与の単価や勤務状況などに関するデータを渡すだけで、後は支払申請の受付や支払額の計算、指定口座への振込といった一切の事務を代行してもらえます。支払いに要する原資はあらかじめプールしておくか、事業者が立て替えるかすることで用意されます。

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